根腐れに気をつけてる方は多いと思いますが、気をつけていても根腐れさせてしまうこともあると思います。(もちろん僕も根腐れさせてしまったことが何度かあります…)根腐れさせてしまったけどまたイキイキした姿を見せて欲しい。今回はそんな方のために根腐れしてしまった植物を復活させた方法を紹介します。色んな考えがあるのでこの記事が全て正しいわけではないと思いますが、やってみる価値はあると思いますのでぜひ最後までご覧ください。

根腐れについて知りたい方はまずこちらの記事をお読みください。

対処法1:植え替える

季節が冬以外なら個人的に植え替え推奨

弱ってる植物を植え替えるのはさらにダメージを与える、と思う方もいると思います。たしかにそれも一理ありますが、土の中に腐った根や悪い菌がいるなら土ごと変えて環境をよくした方が回復が早いと思いますし、重症ならなおさら植え替えるべきだと個人的に思います。

あと個人的に近くに置いてる植物の土に変な菌いるのがなんか嫌なので(笑)メンタル的な面でも植え替えをおすすめします。

根腐れした際の植え替えポイント

根腐れした時の植え替えは普段と多少違う点があります。

古い土や腐った根はできる限り取り除く

普通観葉植物を植え替える時は土を落とすのはある程度でよいのですが、根腐れした土をなるべく入れたくないのでまずはしっかり落とすことが大切です。(土を洗い流すまではしなくてよいかなと思います。)

↑腐った黒い根っこ

また、同時に黒い根も取り除いてしまいましょう。根を見慣れてなかったら分かりにくいかもしれないですが、元気な生きてる根は色が白く、腐った根は黒いです。腐った根を残すとまた根腐れする可能性があるので、この際に取り除いて生きてる白い根っこだけ残しましょう。

↑元気な白い根っこ

根を取り除いたら葉も落とす

植え替えで根を整理した後は黄色くなった葉や傷んだものを優先して剪定し、根っこと葉っぱのバランスをとりましょう。根が少ないのに葉がたくさんあると水をあまり吸えないのに葉からどんどん水分が出ていってカラカラになってしまいます。それを防ぐために葉もある程度落として負担が減らしてあげるのがおすすめ。

鉢をサイズダウンする

根の量にあったサイズの鉢でないと、なかなか土が乾かず根腐れのリスクが出てくる。根をそこまで取り除かなかったなら同じサイズでもいいですが、その時も別の鉢に植えた方がよいと思います。(腐った土をなるべく入れたくないため)

植え替え後はすぐ水やりをしない

普通の植え替えと一番違う部分がおそらくここ。個人的にですが、しっかり乾かしたいので植え替え翌日から3日ほど乾かしてから水をやるようにしています。(何日空けるかは様子を見ながら決めてます。すぐ水やりをする方もおられると思います、あくまで僕の場合は、です…)後は普段の植え替えと同じようにしばらく日陰で養生し、新芽が出てきたらレースカーテン越しなどに移動させて管理していきます。新芽が出たら根もまた出てくれているので無事復活成功です。

対処法2:そのまま様子を見る

根腐れしたオトンナ

冬の時は植え替えると流石にダメージに耐えられないため、土をしっかり乾かしてギリギリまで水やりを控えるようにします。なんとか耐えるって感じですね。そして暖かくなってきたら先ほどのやり方で植え替えをします。本当はすぐに植え替えた方がいいとは思うので、常に室温を20度以上にキープできる方なら植え替えをしていいと思います。

対処法3:元気そうな葉が残っているなら水挿しなどをする手も。

元気そうな葉が残っていれば葉や茎を剪定して水挿しなどで救助するのもひとつの解決法。剪定する場所がポイントなので適当に切るのはNGですが、うまくいけばまた根を出してくれるようになります。流石に元通り、とはなりませんが、また育て直すことはできます。

この場合は厳しい…

根腐れの進行具合によっては復活が厳しい時があります。特に幹が柔らかくなり、ブヨブヨしたりグラグラする状態。こうなってしまっては植え替えなどで復活するのはあまり見込めません。モンステラやフィカスなどの場合はまだ元気そうな葉や枝があれば対処法3で述べた水挿しなどで一部は助けられるかもしれません。一方で一部のサボテンや多肉、塊根植物の場合はここまでいくと対処しようがないことも多いです。こうなってしまう前におそらく植物は根腐れのサインを出していたはずなので、日頃から観察して取り返しがつかなくなる前に対処できるようにしておきましょう。

まとめ

今回は根腐れから復活させる方法を解説しました。とにかく早く根腐れを見つけ、早急に対処すれば復活する可能性は高くなります。予防に加えて、普段から植物を観察していれば違いに気づけると思います。そして、もし根腐れしてしまったら今回のやり方をよければ一度試してみてください。