ハートの葉っぱがかわいらしくて人気の高い定番の観葉植物であるフィカス・ウンベラータ。Instagramなどでもおしゃれなお部屋によく飾られているので興味を持った方も多いのではないでしょうか。
実はウンベラータはゴムの木の仲間でかなり育てやすいため観葉植物初心者の方にも十分おすすめできる植物と言えます。
今回はそんなフィカス・ウンベラータの基本情報や元気に成長するための正しい育て方、注意点について解説します。フィカス・ウンベラータの育て方を詳しく知りたい方、おしゃれで育てやすい観葉植物を探している方はぜひ最後まで見ていってもらえるとうれしいです。
原産地・特徴など

フィカス・ウンベラータの基本情報 | |
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分類 | クワ科フィカス属 |
原産地 | 熱帯アフリカ |
耐えられる寒さ | 10℃前後 |
育成難易度 | 簡単 |
育成の注意点 | 樹液に触らないようにする |
フィカス・ウンベラータのいいところ
育てやすく成長が早い

観葉植物の中では成長が早く、根をたくさん伸ばしてどんどん成長していきます。ガジュマルやフィカス・ベンガレンシスなどの仲間で、ウンベラータも同じくとても育てやすいです。数年あれば小さいものも大きくできますし、仕立て直すのも容易なので育てていても楽しい植物です。また、寒さなどで葉を落としてもまた暖かくなれば復活する生命力も持ちあわせています。
おしゃれで様々な部屋に合うインテリア性の高さ

モダンからナチュラルまで様々な部屋に合います。特にフィカス・ウンベラータはナチュラルテイストや北欧系などの明るい雰囲気のお部屋に合わせやすいため、そのようなお部屋が好きな方にはぜひおすすめしたい観葉植物です。
実際にお部屋に置く際はその部屋の雰囲気に合わせた鉢or鉢カバー合わせてあげるとグッと雰囲気が出るので、テイストに合わせた鉢or鉢カバーを用意しておきましょう。
手に入れやすい
園芸店、ホームセンターなど色々な場所で売られていて手に入れやすいのもメリット。大きいサイズはどうしても値段はそれなりになりますが、小さいサイズなら安く買えるので大きく育てるのもおすすめ。あまり見かけませんが小さいサイズのものがDAISOで売られていることも。
フィカス・ウンベラータを育てる時の注意点
樹液に注意

ウンベラータを始めとしたフィカス属は幹や葉を傷つけると白い樹液のようなものを出します。まさしくゴムの木といったこの樹液ですが、触れるとかぶれる方がいます。全員がそうなるわけではありませんが、植え替えや剪定をする際は樹液に触れないように注意するか、手袋をするのがおすすめです。
形が崩れやすい

フィカス・ウンベラータは成長速度が速いため、日光が不足したり剪定せず放置しているとどんどん伸びて当初のおしゃれな見た目から離れてしまうことも。日光や風通しを意識したり、定期的に剪定することでこの問題は解決できます。
フィカス・ウンベラータの育て方
フィカス・ウンベラータは基本的な観葉植物の育て方で十分育ちますが、詳しく知りたい方もおられると思います。そこでここでは基本的な育て方を説明していきます。
置き場所

置き場所は風通しの良いレースカーテン越し~ガラス越しに置くのがおすすめ。
フィカス・ウンベラータは多少の日陰には耐えますが、基本的には日光が好きです。長時間日当たりの悪い場所で育てていたり、加えて風通しが悪いと根腐れや徒長といった生育上の問題を引き起こしてしまうことがあります。
逆に直射日光(特に夏)に長時間あたると葉が焼けてしまうことがあります。少しなら見た目が悪くなるだけですが、ひどい場合は調子を崩してしまうこともあります。そのため、日光に慣れていないうちは日当たりの良い窓際のレースカーテン越しに置き、ある程度日光に慣れたらガラス越しに移行していくとよいかと思います。

↑葉焼けしたウンベラータ
また、風通しがいいと蒸散や光合成が活発になるとされています。日当たりと同じくらい重要な項目なのでこちらも意識したいところです。風通しについては↓こちらで詳しく解説しています。
水やり

土の表面を少しほじって、中まで乾いている時が水やりのタイミング。水やりは土全体が湿るように満遍なく、鉢底から水が出るまでたっぷり与えましょう。
乾燥と湿潤のメリハリが大事で、これをすることでしっかり根が張り、強いウンベラータにできます。乾いていないのに水やりはしないようにしましょう。
植え替え
フィカス・ウンベラータは成長が早く、順調に成長してすると1~2年で鉢がパンパンになります。(個人的には1年でパンパンになることが多いイメージ)
鉢から根が出ている、水の染み込みが悪いなどのサインが出たら植え替えてあげましょう。
冬の育て方

観葉植物にとって冬は厳しい季節で、フィカス・ウンベラータはそこまで寒さに強い観葉植物ではありません。無事冬越しするには
- 寒さに当たらない場所に置く(特に夜から朝)
- できる限り日に当てる
- 水やりの頻度を減らして乾燥気味に管理する
- 植え替えや剪定をしない
この4つを意識してみましょう。
寒さに当たらない場所に置く(特に夜から朝)
日本の冬は厳しく、特に夜から朝方はかなり冷え込むのでここで調子を崩しやすいです。窓際や玄関などは一層冷えるので、夜から朝方はそういった場所は避けてできるだけ暖かい場所に置くようにしましょう。
できる限り日に当てる
冬の成長しない時期でも植物は日光浴をしています。さらに日を浴びることで暖かさを取り込み、夜の冷えに備えることができます。
水やりの頻度を減らして乾燥気味に管理する
冬は土が乾きにくいため、春や夏と同じ頻度で水やりをすると根腐れや徒長のトラブルに。また、乾燥気味に管理することで樹液の濃度を上げ、寒さへの耐性が上昇すると言われています。しっかり土が乾いたタイミングで水をやるようにしましょう。
植え替えや剪定をしない
植え替えや剪定は植物に負担がかかります。たたでさえ辛い冬にこれらをすると回復できず枯れてしまう可能性が…
例外はありますが、基本的には春まで待ってから植え替え等を行うようにしましょう。
フィカス・ウンベラータの剪定方法は?
剪定のやりかたはこちらで解説しています。よければご覧ください
まとめ
今回はウンベラータの特徴やいいところ、育て方などについて解説してきました。
インテリアとしてもかなりおしゃれですし、どんどん成長して育てがいのある植物だと思います。初心者の方もぜひ育ててみてくださいね。