テーブルサイズで圧倒的な人気を誇るガジュマル。今回はそんなガジュマルの詳しい育て方や剪定方法、ガジュマルを育てていて感じる疑問について解説していきます。ガジュマルを育てている方や育てやすい観葉植物を探してる方はぜひ最後までご覧ください。

基本情報

ガジュマルの基本情報
分類クワ科イチジク(フィカス)属
原産地沖縄、台湾、インド、東南アジア、オーストラリアなど
耐えられる寒さ5〜10℃前後
育成難易度簡単
育成の注意点樹液に触らないようにする

ガジュマルのいいところ

初心者でも枯らさず育てることができる

ガジュマルはゴムの木の仲間で正式名称はFicus microcarpaという植物です。フィカス属は観葉植物として育てやすいものが多く、ガジュマルも生命力に溢れた非常に強い植物です。育て方は後述しますが、大切なポイントさえ守れば初心者の方でも十分育てることが可能です。

テーブルサイズで飾りやすい

大きい観葉植物は置き場所を考えておかないと後で困る時があります。一方でガジュマルは小さいサイズのものが多く、置き場所の選択肢が多いのもメリット。

手に入れやすい

小さいものはホームセンターなどで1000円未満で買うことができる。リーズナブルでかつ気に入った形のガジュマルを変えるのもうれしいところ。

ガジュマルを育てる時の注意点

ガジュマルを含むフィカス属の植物は幹や葉が傷つくと白い樹液を出します。この樹液に触れると人によってはかぶれや肌荒れの原因になります。植え替えや剪定などの傷つきやすい作業をする時は手袋をするのがおすすめです。

ガジュマルの詳しい育て方

置き場所

ガジュマル屋外

風通しの良いレースカーテン越し、もしくはガラス越しがおすすめ。
ガジュマルはある程度なら日陰にも耐えられますが、日光を好む植物です。 加えてガジュマルの特徴である幹(気根)をより太く、でっぷりとした姿にするには日光が欠かせません。日光が少ないと徒長してひょろひょろの姿になってしまいますし、太くムチムチなガジュマルの方が見応えがあるので、日陰に置くことはあまり考えず、しっかり日を浴びせることを意識しましょう。日光に慣れてるなら屋外に置くのもいいと思います。(直射日光は注意)

水やり

ガジュマル水やり

土の表面を少しほじって、乾いていたら鉢底から水が出てくるまで鉢全体に満遍なくたっぷり水を与えましょう。ガジュマルは乾燥にも耐えることができますし、水のやりすぎは根腐れなどのトラブルに繋がります。初心者の方は少し乾燥気味に管理するくらいの意識で育てるのがおすすめです。

植え替え

ガジュマルを長い間育てていると鉢の底から根がでてきたり、葉が黄色くなる、水の染み込みが悪くなるなどの症状が出てきます。(根詰まり)

根詰まり:鉢の中に根が回ってパンパンになった状態

これらは植え替えのサインなので、新しい鉢や観葉植物用の土を用意して植え替えましょう。ガジュマルは他の観葉植物と比べて成長が早いです。(目安は1~3年に1度)

また、植え替えは根腐れしてしまった時やコバエなどが出ている時、幹を太くしたい時などにも有効です。冬に植え替えをすると植え替え後のダメージを回復できず、最悪枯れてしまいます。最低でも冬以外、ベストは4月後半~6月の時期に植え替えるのがよいです。

ガジュマルの剪定方法

ガジュマルの枝をよく見ると節があります。剪定をする時はこの節と節の間を切るようにしましょう。ガジュマルは葉の付け根のすぐ上に成長点があり、ここから新芽が出てきます。成長点を潰してしまうと脇芽を出さないので、必ず節と節の間を切るようにしましょう。

季節ごとの育て方

春と秋の場合

上で説明したような置き場所や水やりでOKです。植え替えや剪定にもいい季節です。

夏の場合

直射日光は避ける

夏は陽射しが強く、さらに土が乾きやすいため葉焼けが起こりやすいです。

葉焼け:強い日光に長時間当たることで葉の色が抜けたり焼けたように変色すること。

軽い葉焼けなら見た目が悪くなるだけですが、ひどいと調子を崩してしまうことも…夏は直射日光に当てず管理するのがおすすめです。

水切れにならないようにする

水切れ:植物が水不足になってしまっている状態

夏は土が乾くスピードが早く、特に屋外で管理していると1から2日程度で乾くことも。日当たりと風通しがいいところなら、土の表面が乾いたら水やりをするくらいの頻度でもいいかもしれません。(この辺りは実際にこまめに様子を見ながら調節してください。)

蒸れないよう注意

夏で地味に気をつけたいのが蒸れ。蒸れると根腐れしたり、葉が黄色くなるなどの症状が出て、最悪枯れてしまうことも…

蒸れは土が濡れている状態で締め切った高温の環境下に長時間置かれていると起こりやすいです。そのため、

  • 風通しをよくする
  • 涼しい場所に移動する
  • 夏は早朝か夜に水をやる

この辺りが蒸れの予防になるので、ぜひ意識してみてください。、

冬の場合

冷えない場所に置く

ガジュマルは極端に寒さに強いわけではありません。夜から明け方は特に冷えやすいので、この時は窓際から離して置く、暖房のついた部屋に移動するなどで対策しましょう。

できる限り日光を浴びせる

冬の成長しない時期でも植物は光合成をするため日光が欠かせません。さらに日を浴びることで暖かさを取り込み、夜の冷えに備えることができます。

水やりは他の季節より控えめに
ガジュマル土の乾き具合確認

冬は土が乾きにくく、春や夏と同じ頻度で水やりをすると枯れる原因になります。ガジュマルはそもそもある程度の乾燥には耐えられるので冬はより乾燥気味の管理を心がけましょう。また、乾燥気味に管理することで樹液の濃度を上げ、寒さへの耐性が上昇すると言われています。しっかり土が乾いたタイミングで水をやるようにしましょう。

植え替えや剪定は控える

植え替えや剪定は植物に負担がかかります。たたでさえ辛い冬にこれらをすると回復できず枯れてしまう可能性が…
例外はありますが、基本的には春まで待ってから植え替え等を行うようにしましょう。

ガジュマルの幹を太くするには?

幹を太くするには

  • 日光をたっぷり浴びせる
  • ある程度風を当てる
  • 剪定する(葉がたくさん出てる時)
  • 幹を土に埋める

などが有効です。

ガジュマルはこんな方におすすめ

ガジュマルコケ玉
  • 観葉植物初心者
  • 育てやすい観葉植物を探している
  • テーブルサイズの観葉植物が欲しい
  • 個性的なフォルムがかわいい!
  • リーズナブルな観葉植物が欲しい

こんな方はぜひ育ててみてください。

まとめ

今回はガジュマルの育て方を解説しました。ガジュマルは育てやすくて手に入れやすい定番なの観葉植物です。日当たりを意識しながらぜひ育ててみてくださいね。