観葉植物をある程度育てていると割と出てくる問題が害虫です。その中でも割と多いのがコバエ。コバエは植物に悪い影響を与えることはほぼないですが、ブンブン植物の周りを飛ばれるのは不快ですし、もし出てしまったら絶対に駆除したいと思います。そこで今回はコバエが出る原因や予防法、そして駆除方法を紹介します。コツさえ知ってしまえばコバエ予防は簡単にできますし、駆除自体も難しくないので、ぜひ最後までご覧ください。
観葉植物につくコバエは主に2種類
キノコバエ

小さめのハエで腐葉土や有機肥料、有機質の土が餌。薄暗い環境を好み、土の表面3cmほどに卵を産むのが特徴。キモイけど一応人体に悪影響はないとされてるようです。
チョウバエ

キノコバエより大きく汚れやヘドロが餌。水が溜まってるとこに卵を産むのが特徴。体に入ると食中毒や腹痛を起こすことがあるらしいので特に避けたいコバエでもあります。
コバエが出る原因
日当たり、風通しが悪い

小バエは暖かく湿度も高い環境が大好き。土が常に湿ったままの環境はコバエにとって好ましい環境となってしまいます。また、風通しが悪いと土が乾きにくくなるので、これもコバエの原因となり得ます。特に梅雨はこれらの条件に当てはまることが多いので注意が必要です。
受け皿に水を溜めたままにしている

受け皿に水を溜めたままだとチョウバエが卵を産む原因に。他にも水が溜まりっぱなしの場所があるとそこも産卵場所になり得ます。
掃除をしていない
汚れやヘドロがチョウバエの餌なのでこれも原因となります。
買った植物にコバエが元々ついていた

観葉植物の周りをブンブン飛び回ってるものはその植物のコバエがついていることが多いです。ただし買った時はコバエがいなくても、土に卵を産み付けていてそれが家でかえって大量発生みたいなこともありえます。
有機質の肥料や土を使っている

有機肥料や有機質の土はキノコバエの大好物。臭いもきつく、コバエを引き寄せてしまう原因になるので注意。
コバエの予防法
日当たり、風通し、水やりを改善する

観葉植物が元気に育つ上でも大切ですし、コバエがいてもいいことは何もありません。根腐れや徒長の予防にもなるので常に意識しましょう。日当たりは窓際のレースカーテン越しやガラス越しなどに置く。風通しは換気やエアコン、サーキュレーターなどで風通しをよくする。水やりは土が乾いてから行う、受け皿の水は捨てるなどでよい環境を整えるのが大切です。
コバエがつかないよう清潔な環境を維持する
不潔な環境はチョウバエの原因になります。人間にもよくないので部屋の掃除も欠かさず行いましょう。
買う時にコバエが飛んでいないかチェックする

当然ですが虫が飛び回ってる植物は買うべきではないです。観葉植物を買う時は虫がいないかしっかり確認しましょう。
植え替える

土の中に卵を産んでる可能性があるので、買ってきた植物はまず植え替えるのをおすすめします。またコバエだけでなく、他の害虫を防ぐこともできます。冬と夏に植え替えるとダメージが回復せず枯れる原因になるので(特に冬)、それ以外の季節なら植え替えるのがよいと思います。
無機質の観葉植物用の土や化成肥料を使う

牛糞や油かすなどは畑で使うもので室内の観葉植物に使うものではありません。一方で無機質の土や化成肥料は室内でも育てられるように匂いがなくコバエを引きつけません。植え替える時や肥料を使う時は必ず無機質のものを使うようにしましょう。
コバエが出た時の対処法
植え替え

予防でも書きましたが植え替えはコバエが出てる時にも効果的。仮に土に卵を産んでる場合は土を入れ替えないとどんどんコバエが増えてしまいます。早いうちに植え替えをして元凶を断つのが一番の対処法だと思います。
化粧砂や赤玉土を敷く
キノコバエは土の表面3cmに卵を産むので、それ以上(5cmくらい)化粧砂などを敷くことで、卵を産ませないようにすることができます。冬は基本的にコバエはいないのですが、室内でエアコンなどをつけていると冬でも死んでないことがあります。そのため、植え替えができない冬などに化粧砂などを敷き、冬を越してから植え替えるのがおすすめ。
水の入ったバケツなどに鉢ごとつける

水に鉢ごと沈めて窒息させる方法。30分くらい沈めておくとコバエや卵が浮いてくるのでそれをすくいとり、後は日当たりと風通しのよいところで管理します。
殺虫剤を使う
土に撒くもの、スプレータイプのもの、粘着タイプなど様々なものが出ています。観葉植物に使う時は必ず観葉植物用のものを選ぶようにしましょう。個人的には冬以外は植え替えや育てかたの改善をまず行い、元凶を断ったうえで、それでも不安な方は殺虫剤を使う、冬の場合は化粧品などで産卵場所を無くしつつ殺虫剤で成虫を駆除するのがよいかと思います。(この場合も冬を越したら植え替えるのがいいと思います。)
まとめ
今回はコバエの原因や対処法について解説しました。正直気持ち悪いですしあまり考えたくないことですが、知っておくといざコバエが出てきた時にスムーズに対処できると思います。今回紹介した内容で僕もコバエ駆除や予防ができているので、ぜひ試して頂けたらと思います。
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