サーキュレーターを使って風通しを確保する時に悩むのが”どう風を当てたらいいのか”だと思います。サーキュレーターは正しく風を動かせば植物の育成にかなりの効果を出すことができます。そのため、ぜひ正しい風の当て方をマスターして頂ければと思います。また、サーキュレーターを導入しようと考えている方向けに扇風機とサーキュレーターの違いやおすすめのサーキュレーターもご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

植物に風が必要な理由はこちらで解説しています。まだの方はどうぞ!

サーキュレーターの使い方2つ

1.風を直接植物に当てない方法

サーキュレーターで部屋を風通しよく

おすすめの使い方は首を振らず、天井に向かってサーキュレーターを回す方法。この方法が部屋の空気を最も効率的に循環できるみたいです。(筆者はちょっとまで上下左右に首を振るのがいいと思ってました…風の当て方ひとつとっても奥が深いですね…)

天井に向かってサーキュレーターを回す時のポイント

強めの風量でサーキュレーターを回すこと。②サーキュレーターから天井までの間に家具などを置かないこと
この2つが大切。植物に風を直接当てることなく部屋の空気を満遍なく循環できます。さらに首を振る必要がないのもメリット。

サーキュレーターの風を直接植物に当てるやり方も

サーキュレーターで直接風をあてる

風を直接植物に当てるのはストレスになるのでよくないとよく言われています。確かにその通りなのですが、植物はそのストレスを受けることで倒れないように幹を太くしたり、あまり上に伸びないようになる傾向があります。具体的には幹を太く育てたい、多肉塊根植物をみっちり育てたい方は風をある程度当てるのも一つの手だと思います。

風を直接当てる時の注意点

強めの風をガンガン当てると乾燥しすぎて生育不良を起こしたり葉が痛みやすくなります。少し葉っぱが動く程度の強さで首を振り、適度な刺激を与えるのが大事です。やりすぎには注意しましょう。

そもそも扇風機じゃだめなの?

扇風機の特徴

扇風機

扇風機は体などを冷やす目的で作られてるそうで、風を広い範囲に送るのが得意。一方で遠くの距離に風を届けるのは苦手。

サーキュレーターの特徴

黒いサーキュレーター

サーキュレーターは空気の循環を目的として風を直線的に出すのを得手としています。そのため遠くまで風を届けるのが得意で、逆に広い範囲に風を届けるのは苦手という特徴があるようです。

結局どっちがいい?

シダたち

空気の循環という点で考えればサーキュレーターの方が役割にあっています。しかし、部屋がそこまで広くないなら扇風機でも代用できると思いますし、直接当てる方法なら扇風機でも問題はないと思います。部屋全体の循環を第一に考えるならサーキュレーター、部屋が広くないor直接当てたいなら扇風機でもOKというのが筆者の考え方です。

サーキュレーター選びのポイント

当然ですが、機能が多いほど、広い部屋に対応できるものほど値段は高くなります。必要な機能だけを選びましょう。

風通しアイキャッチ

広さ

8畳用、16畳といった感じで対応できる部屋の広さがある程度決まっています。置きたい部屋の広さに応じて選びましょう。

風量

風が強すぎるor弱すぎる心配がなくなるので、できれば風量調節できるものを選びたいですね。

首を振れるか

直接風を当てたいなら欲しい機能です。逆に言えば、天井に向けるなら首を振る機能はなくてもよいかと思います。

ACタイプかDCタイプか

ACDC
値段DCより安いACより高い
電気代DCよ若干高い傾向ACより若干安い傾向
静音性DCより低いACより高い

表で表したような特徴があります。初期費用を抑えたいならACでいいと思いますし、できるだけ音を小さくしたい方や植物のことを考えて長く使いたい方はDCをおすすめします。どちらを選んでも正しく使えば育成に差は出ないので、好きな方を選ぶでよいと思います。

丸洗いできるか

サーキュレーター分解

個人的に絶対外せないのがコレ。使ってるうちに羽に埃が溜まってきますし、分解しにくいと掃除がストレスになってしまいます。もし予算に余裕があるなら、丸洗いができるものを選びましょう。

おすすめサーキュレーター

筆者も使用しているサーキュレーターを紹介します。よければ検討してみてくださいね。

サーキュレーターをたくさん出しているメーカーの山善。種類によって首をどれくらい振れるかや対応する広さ、丸洗いできるかなどが変わってきます。予算や機能に応じて最適なものを選べるのがいいですね。
このサーキュレーターは対応できる部屋も広く、もちろん丸洗い可能です。これ以外にもたくさん出ているので、自分に適したサーキュレーターをぜひ見つけてみてください。

こちらは楽天の扇風機・サーキュレーター部門で一位を取ったことサーキュレーターです。
上下左右に首を振れて風量も1から8段階まで調節ができ、さらに丸洗いが可能。ACタイプとDCタイプの2つがあるので、好きな方を選びましょう。
さらにこのサーキュレーター独自の特徴は10時間で勝手に止まるオートオフ機能がついていて止め忘れを防いでくれます。サーキュレーターをつけっぱなしにしなくてもいい方はこちらもおすすめです。

小型の扇風機タイプ。置くだけでなく棚板などにクリップで挟んで使用することもできます。
首振り機能やつまみ操作による風量調節も可能で最大60時間連続使用ができるのがいいところ。直接風を当てたい場合は選択肢に入れてもいいかもしれません。

まとめ

今回は空気を循環させるためのサーキュレーターの正しい使い方やおすすめサーキュレーターを紹介しました。今回の記事を参考にしつつ、ぜひ部屋の風通しをよくして植物が活き活き育つ環境を目指してみてくださいね。