育てやすい観葉植物としてよく名前があがるサンスベリア。百均やホームセンターなど色んな場所で売られており、観葉植物に興味がある方ならほぼ知っているといっても過言ではない植物かなと思います。
そこで今回はサンスベリアの基本情報から詳しい育て方、おすすめの品種などを解説します。育て方を知りたい方や育てやすい観葉植物を探している方はぜひ最後までご覧ください。
原産地・特徴など

サンスベリアの基本情報 | |
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分類 | キジカクシ科サンスベリア属 |
原産地 | アフリカの乾燥地帯 |
耐えられる寒さ | 10℃前後 |
育成難易度 | 簡単 |
育成の注意点 | 水のやりすぎは苦手、葉先が尖っているものは怪我しないように注意 |
サンスベリアのいいところ
育てやすく手があまりかからない

乾燥、暑さ、病害虫に強く、日陰にもある程度耐えられる。乾燥気味の管理を意識すれば枯らすことはあまりないかなと思います。そのため、観葉植物初心者や仕事などで忙しくてあまりお世話に時間をかけられない方におすすめ。
品種が多く、集めても楽しい

サンスベリアは様々な種類があり、さらに見た目も多種多様。トゲトゲしてるものやシルバーの美しい色味を持つもの、1枚の葉っぱのようなものなどがあり、基本的にはどれも育て方は同じなので集めてみるのもおもしろいです。さらにホームセンターなどでもよく売られており、手に入れやすいところもうれしい。
サンスベリアを育てる時に気をつけること
水のやりすぎは注意
サンスベリアは乾燥に強い分常に土が湿っている環境は苦手。サンスベリアを枯らしてしまう原因でおそらく一番多いのがこれだと思うので、しっかり乾いてから水をやるのを心がけましょう。
刺々しいものは刺さらないよう注意
サンスベリアの中には葉が硬くて鋭い品種があります。四方八方に棘があるわけではないので大丈夫なことも多いと思いますが、子供がいる方は念のため手の届かない場所に置いた方がいいかもしれません。
サンスベリアの育て方
置き場所

風通しの良いレースカーテン越しや屋外の木陰のような半日陰の場所がおすすめ。日光を好みますが、日当たりがあまりよくない場所でも育てることが可能です。(目安は日中電気なしでも文字が読めるくらいの明るさが欲しい)
ただ、もし綺麗に育てたいなら日当たりのよい場所がいいです。日光が足りないのに水を多く与えていると根腐れや徒長の原因になってしまいます。

↑室内に置いて育ててた時に出た葉っぱ(右の細くて長く出てる葉っぱ)、ひょろひょろになって徒長してしまっている。
一方でそれより上の葉はしっかり日を浴びせたので太く短い締まった葉が出ている
屋外で育てるときの注意点

日光に浴び慣れてるなら屋外で育てるのもおすすめです。日当たりと風通しを十分確保できるのでよく育ってくれます。
より日光に慣れてるなら直射日光でも〇。ただし、気温が高く暑い日(特に真夏)だと葉焼けの可能性が高くなります。水やりをたくさんすれば予防できたりしますが、初心者の方には少し大変なので暑くて陽射しがきつい日は室内の日当たりのいい場所で管理するのがおすすめ。
もし日当たりの悪い場所で育てるなら時間のある時にレースカーテン越しくらいで日光浴をする、風通しをよくする、水やりの頻度を落とすなどで工夫をしてみてください。完璧ではないですが、育てられると思います。
水やり

土がしっかり中まで乾いている時が水やりのタイミング。水やりは土全体が湿るように満遍なく、鉢底から水が出るまでたっぷり与えましょう。乾燥地帯がふるさとのサンスベリアは土が長い時間湿っているのが苦手で、水が足りないよりも水が多すぎて枯れることの方が圧倒的に多いです。なんなら少し放っておく方が元気に成長するみたいなとこがあるので、勇気を出して土を乾かしてみてくださいね。
冬に気をつけるべきこと
夜から明け方はとにかく冷えないように

サンスベリアは寒さに弱く、寒さに当たったら調子を崩してしまうことも。窓際や玄関など冷える場所には置かず、できるだけ暖かい場所に置くか冷えの対策をすると冬越しをしやすくなります。
水やりは室温で変える
常に室温が15℃を超えている場合
他の季節と同様に乾いたらたっぷりを水をあげましょう。十分暖かいようなら植え替えもして大丈夫です。
室温が10℃から15℃程度
10℃を下回らない場合は月に1度か一月半に1度くらいを目安に水やりをしてもよいと思います。暖かい日の昼間に常温か少しだけ暖かい水を与えてあげましょう。
室温が10℃を下回る時
10度未満になることがあるなら断水して冬を越しましょう。断水とは一切水を与えないこと。10℃を下回るくらいの温度になると休眠して水を吸わなくなります。休眠状態で水をやると逆に枯れるので、不安になると思いますが暖かくなるまで思い切って断水してしまいましょう。
サンスベリアのおすすめ品種7選
1:サンスベリア・ローレンティ

黄色の斑が特徴の定番のサンスベリア。別名トラノオ。一番有名で百均、ホームセンター、園芸店と色々な場所で売られていてかなり手に入れやすい。
2:サンスベリア・ゼラニカ

少しグレーがかかったゼブラ柄の斑がシックでおしゃれ。インテリア性も高いところもおすすめ。サンスベリアの中でも耐陰性(日陰に耐えれるか)が高いと言われているので、そこも嬉しいポイント。
3:サンスベリア・サムライドワーフ

硬くてごつごつした見た目の葉を積み重ねるように展開する。成長スピードはゆっくりだけど、その分姿を維持しやすいと言ったメリットもあり、個人的にかなり好きなサンスベリア。葉先が割と尖っているところは注意。
4:サンスベリア・ボンセレンシス

サムライドワーフと似た感じだが、ボンセレンシスは葉を扇形に展開していくのが特徴。希少種らしいけど割と見かけるので手に入れやすい方だと思います。画像は小さく育つドワーフタイプのボンセレンシス。(一般的なボンセレンシスはもっと大きくなる)
5:サンスベリア・ムーンシャイン

シルバーっぽい葉色が上品で美しいサンスベリア。他の品種に比べて模様があまり目立たず、さらにローレンティより大きくなりにくいのが特徴。
6:サンスベリア・バキュラリス

細くて棒みたいな形の葉っぱが特徴でサンスベリアの中でも特にスタイリッシュな印象。日照不足になると徒長して目立ってしまいます。日当たりのよい場所で育てるのがおすすめ。
まとめ
今回はサンスベリアの特徴やいいところ、育て方などについて解説してきました。
よいところがたくさんある観葉植物なので、ぜひ育ててみてくださいね。