観葉植物を育てる上で1番大切なのは日当たり。そのように言われるくらい日光は植物にとって欠かせないものです。しかし室内で植物が本来求めている日当たりを確保するのって意外と難しいんですよね。やはり室内は植物にとっては厳しい環境になりがちなのですが、それでも観葉植物を楽しみたい…!観葉植物を飾って部屋をおしゃれにしたい…!
今回はそんな方のために日陰に強い観葉植物を11種類紹介します。
もちろん全く陽が入らない場所では枯れてしまうので、どれくらいの明るさなら育てられるかや育てるポイント、難易度などもざっくり紹介します。よければぜひ最後までご覧ください。
そもそも”日陰に強い観葉植物”はどれくらい明るいと育てられる?

目安としては日中照明なしで本が読めるくらいの明るさがあれば、耐陰性が高い(日陰に強い)観葉植物は育てられると言われています。(もちろん植物の種類や育て方、その他の環境にもよりますが、今回紹介する11種類の観葉植物もこの目安に沿って選んでいます。)
日当たりがよくない場所で育てる時のポイント

頻繁な水やりはせず、辛めに管理する
日当たりが悪いと光合成が落ちるため、なかなか土が乾きません。日当たりが悪いならバランスを取って水やりの頻度を減らし、土が乾いた時だけ水を与えるようにしましょう。(水やりの時はたっぷり与えましょう)
風通しを意識する
また、日当たりが悪いならなおさら風通しを意識したいです。あまり関係なさそうに思えますが、適度な風は光合成を活発にする効果があり、日当たりと水やりに匹敵するくらい大切です。定期的な換気や可能ならサーキュレーターを使って空気を循環させてあげると日陰でも元気に育ってくれる可能性が高くなるのでここも意識したいところですね。
日陰に強い観葉植物11選
日陰に強い観葉植物1:テーブルヤシ

ヤシ系の植物は基本日当たりを好みますが、テーブルヤシは逆に強すぎる日光が苦手。さらに日陰にも耐えられるのでかなり室内に向いてる植物と言えると思います。100均やホームセンターなどで簡単に手に入り、初心者にもおすすめできる観葉植物です。
おすすめの育て方
置き場所:風通しの良いレースカーテン越し
水やり:土の表面が乾いていたら底穴から水が流れ出るまでたっぷり与える。
耐えられる寒さ:5℃前後
日陰に強い観葉植物2:シェフレラ

乾燥や寒さにも耐えられる万能な植物。日陰にも耐えますが、元々は日光が好きな性質なので、できるなら日当たりのよい場所に置くのが理想。様々なサイズで売られているので、置きたい場所に合ったサイズを選びましょう。
おすすめの育て方
置き場所:風通しの良いレースカーテン越し
水やり:土の表面を軽くほじってみて、中まで乾いていたら底穴から水が流れ出るまでたっぷり与える。
耐えられる寒さ:0~5℃前後
日陰に強い観葉植物3:モンステラ

切れ込みの入った葉っぱがインパクト抜群。室内だと2、3時間くらい陽の光が入る半日陰と言われるような場所なら十分育てられると思います。それより暗いところでも育ちはしますが、僕はそれで徒長(ひょろひょろで病弱な株になってしまうこと)にしてしまったことがあるのであんまりおすすめはしません。
おすすめの育て方
置き場所:風通しの良いレースカーテン越し
水やり:土の表面を軽くほじってみて、中まで乾いていたら底穴から水が流れ出るまでたっぷり与える。
耐えられる寒さ:5~10℃前後
日陰に強い観葉植物4:ポトス

耐陰性が高く、さらに丈夫で育てやすい定番の観葉植物。鉢植えだけでなくハンギングで吊るすのもおすすめ。
日の当たらない玄関やトイレなどに置くのをオススメしているサイトもありますが、窓のない場所ではさすがに厳しいです。そこは注意してください。
おすすめの育て方
置き場所:風通しの良いレースカーテン越し
水やり:土の表面を軽くほじってみて、中まで乾いていたら底穴から水が流れ出るまでたっぷり与える。
耐えられる寒さ:10℃前後
5:ネフロレピス

ひとつの茎にびっしりと細かい葉っぱをつける、ふんわりとしたフォルムがかわいい。シダ植物で日陰への強さはピカイチ。で逆に直射日光と乾燥が苦手。お風呂場や脱衣所、洗面所の近くなどに飾るのもいいかも。
おすすめの育て方
置き場所:風通しの良いレースカーテン越し
水やり:土の表面が乾いていたら底穴から水が流れ出るまでたっぷり与える。
耐えられる寒さ:5℃前後
6:アジアンタム

ネフロレピスと同じシダ植物で、これも細かくて涼しげのある葉っぱが特徴。ネフロレピスと同じように育てます。葉が薄い分乾燥しやすく、葉先がチリチリになりやすいため割と難しめ。しっかりと満遍なく水をやるのが大事。
おすすめの育て方
置き場所:風通しの良いレースカーテン越し
水やり:土の表面が乾いていたら底穴から水が流れ出るまでたっぷり与える。
耐えられる寒さ:5℃前後
7:アスプレニウム

熱帯、亜熱帯をはじめとした世界の至るところに自生する、これもシダ植物の一種。シダ植物は本当に日陰に強いですね。シダの中ではそれなりに乾燥に耐えられるのもいいところ。個人的にはネフロレピスやアジアンタムよりも育てやすい。
おすすめの育て方
置き場所:風通しの良いレースカーテン越し
水やり:土の表面が乾いていたら底穴から水が流れ出るまでたっぷり与える。
耐えられる寒さ:5℃前後
8:サンスベリア

ピンと立った葉をもつものからトゲトゲっぽいものまでこれも色々な種類があるのが特徴。日陰に強い観葉植物ですが、元々は日当たりのいい場所を好みます。たまに日光浴させてあげるのもおすすめ。
寒さと乾燥が苦手で、あまり明るくない場所で育てるなら、水を与えすぎないように辛めの管理をするとよいと思います。
おすすめの育て方
置き場所:風通しの良いレースカーテン越し
水やり:土が中までしっかり乾いたら底穴から水が流れ出るまでたっぷり与える。
耐えられる寒さ10℃前後
9:ペペロミア

多肉質の厚い葉を持つ植物でテーブルサイズのものが広く出回っています。レースカーテン越しが理想ですが、耐陰性が高いためそれより暗い場所にも耐えられます。日陰で育てるなら土がしっかり乾くまで水を与えないよう管理するのがおすすめ。
おすすめの育て方
置き場所:風通しの良いレースカーテン越し
水やり:土が中までしっかり乾いていたら底穴から水が流れ出るまでたっぷり与える。
耐えられる寒さ:10℃前後
10.カラテア

独創的な柄が人気な熱帯植物。種類によって様々な色や模様があり、筆者が大好きな植物でもあります。日陰に強い一方で寒さと乾燥に弱く、冬越しに苦労する方も…。まずは暖かい場所に置いてあげて、その上で湿度を確保するのが綺麗に育てる上で大事だと思います。
おすすめの育て方
置き場所:風通しの良いレースカーテン越し
水やり:土をほじって中まで乾いていたら底穴から水が流れ出るまでたっぷり与える。
耐えられる寒さ:10℃前後
11.アグラオネマ

カラテアと同じくこちらも多種多様な模様が楽しい熱帯植物。育て方はカラテアと同じ感じで、こちらも暖かいところで育てるのが大切。寒いのに湿度だけを確保しても意味ないのでそこは気をつけましょう。夏に関してはそこまで苦労はしないかなと思います。
おすすめの育て方
置き場所:風通しの良いレースカーテン越し
水やり:土をほじって中まで乾いていたら底穴から水が流れ出るまでたっぷり与える。
耐えられる寒さ:10℃前後
まとめ
ということで日陰に強い観葉植物を11選紹介しました。何度も言いますが日当たりはとても重要なので、できればこだわりたいところではあります。ただ室内でたくさんの日光を取り入れるのもまた苦労するところ。日当たりで悩んでいる方は今回紹介した観葉植物をぜひ育ててみてくださいね。